米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は3月30日(米国時間)、米国生物医学先端研究開発局(BARDA)と連携し、新型コロナウイルスワクチンの供給体制を強化すると発表した。米国に製造拠点を設立し、全世界に10億回分のワクチンが供給できるよう生産能力を拡大する。今後、新型コロナウイルスワクチンの第I相試験を開始予定で、規制当局からの承認取得後、来年初頭には緊急パンデミック用ワクチンの供給を目指す。
同社は、1月から新型コロナウイルスワクチンの研究開発に取り組み、このほど製造へと進む有望なリードワクチン候補を見出した。遅くとも9月までには臨床試験を実施し、年内にはワクチンの有効性と安全性に関する臨床データが得られる見込みという。
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