◆新型コロナウイルスの感染で相次いだ著名人の死は、まだ身近に感染者がいない人たちにも「コロナの怖さ」を伝えたことだろう。今回のウイルスは無症状でも感染していたり、治癒後に再び陽性となるケースもあるなど、想定外のことが不安を増長させているようだ
◆医療界も大きく動いている。感染拡大防止の観点から特例的対応ではあるが、初診からオンライン診療が可能になり、解禁予定だったオンライン服薬指導も前倒しされた。中央社会保険医療協議会も24日の総会を動画共有サイトでのライブ配信に切り替えた
◆こうした取り組みは、以前から必要性が叫ばれつつ、遅々として進まなかったものである。コロナウイルスは、導入できない理由を並べる状況を作らせないほどの危機意識を関係者に与えた
◆働き方、学び方に大きな変革が起きている実情を踏まえれば、医療提供体制や薬局のあり方も当然変わらざるを得なくなる。その過程の最中にある今から、コロナウイルス収束後を見据えた対応を想定しておいた方が良さそうだ。
危機意識が変革を
2020年04月27日 (月)
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