◆新型コロナウイルスの感染の有無を確認するPCR検査拡大が急務となっている。米国で感染者数が最も多いニューヨーク州は、PCR検査の検体採取を薬局薬剤師が行うことを認める行政命令を発表した。州内にある約5000軒の薬局を活用して検査数を増やす考えである
◆国内では医師会などが検査センターを設置して検体採取を実施する中、厚労省の有識者会議が医師や看護師、臨床検査技師以外にも、特例として歯科医師への検体採取を認める方針を決めた。事前に感染防御策の研修受講などが条件となる
◆一方で、臨床検査技師のダブルライセンス保持者も少なくない薬剤師が検体採取を行うような話は全く聞かない。日本でもニューヨーク州のように、薬剤師のいる薬局という医療インフラを活用しない手はない
◆薬局での検体採取後から、検査センターへの検体運搬など運用面での課題は別にしても、少なくとも声だけでも上げていくべきだろう。有事の今だからこそ、薬剤師としての本領をフルに発揮していくべきではないか。
薬剤師も検体採取を
2020年05月01日 (金)
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