◆新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が全面解除された。国民の外出自粛などの取り組みにより欧米に比べ死亡者数を抑えることができた。対応には多くの課題も指摘されたが、第一波の封じ込めには成功したと言えるだろう
◆今後は経済活動と感染拡大防止策のバランスを取りながら新型コロナウイルスの収束を見据えた取り組みを進めていかなければならない。依然として東京と北海道で二桁の感染者が確認され、感染の第二波、第三波に備えるためには治療薬やワクチンの開発が欠かせない
◆新型コロナウイルス感染症治療薬として「レムデシビル」が特例承認され、国内製薬企業も既存薬の転用による早期上市を目指す。感染拡大阻止の砦となるワクチン開発では自国民を守るため、海外勢ではなく国産の必要性が指摘される
◆いずれにしても複数の治療薬とワクチンの安定供給体制の早期確立が必須になる。製薬企業が研究開発し、国が支える仕組みづくりが新型コロナウイルスとの長期戦に勝ち抜く鍵となるはずだ。
第二波、第三波への備え
2020年05月29日 (金)
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