◆厚生労働省は、新型コロナウイルス感染者と接触した可能性を通知するスマートフォンアプリ「接触確認アプリ」の無料配信を開始した。感染者と概ね1m以内の距離で15分以上の近接した状態にあった場合に通知される仕組みで、症状があれば早期に検査受診を促すというもの
◆これまで個人で行える感染防止策は、3密を防ぐ、手洗いやマスクの着用などに限られていた。人と人との接触を減らす蔓延防止の方法から、社会経済活動と感染防止対策を両立していく段階に移行する中、リスクの高い人に検査を促し、早期に感染を突き止めるのに有効な手段ではある
◆アプリ利用者を短期間で増やす取り組みが課題である。海外で配信されたアプリは感染者との接触履歴がインターネット上で公開されるなどプライバシーの侵害が問題となった
◆接触確認アプリは個人の特定につながる情報を取得せずに利用可能となっているが、情報漏洩などがないようセキュリティを確保し、誰もが安心して利用できる運用体制を求めたい。
「接触確認アプリ」配信開始
2020年06月22日 (月)
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