伊藤忠商事は13日、染色体工学技術を強みにバイオ関連企業向けに医薬開発支援サービスを提供する鳥取大学発ベンチャー「クロモセンター」と資本業務提携したと発表した。出資額などは明らかにしていない。伊藤忠は、グループ会社「伊藤忠ケミカルフロンティア」が提供する低分子医薬品を中心とした原薬や製剤の受託サービスに加え、クロモセンターへの出資を通じて、バイオ医薬品製造に関わる染色体解析など細胞品質管理技術の受託試験サービスに参画する。再生医療・細胞治療分野も含めたバイオ医薬品産業への多面的な事業展開に乗り出す。
クロモセンターは2005年6月に設立し、従業員数は30人。人工染色体ベクター技術を基盤とした臨床応用や、規制当局への申請資料として利用可能な染色体解析サービスを強みにしている。武田薬品には遺伝子治療への応用に向け、技術提供を行っている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。