インテージヘルスケアは、全国のOTC医薬品販売動向調査データをもとにした2020年7月度の「市販薬(OTC)市場トレンド」を発表した。7月の販売金額は、前年同月比3.5%減の918億円で、過去5年間における7月の販売金額平均を100とした場合の指数は97.1で最低水準となった。新型コロナウイルスによる影響に加え、記録的な豪雨や長引く梅雨など、月間を通じて全国的に悪天候だったことが消費全般を押し下げる要因となった。
調査は、同社の全国一般用医薬品パネル調査に基づくもの。OTC医薬品を販売しているドラッグストアやスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター、ディスカウントストアを対象に、POSデータをオンラインで集めた。調査店舗は3245店舗。対象カテゴリーは医薬品と指定医薬部外品とし、各店舗でのバーコード別の販売年月日、販売個数・金額などを調べた。
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