◆大流行すれば、死者が数十万人という予測もある新型インフルエンザを他人事と捉えている人も多くいるだろう。流行時の行動計画やマニュアルを策定する国は、県などに対策を取るよう求めている。ただ、各自治体の対応に温度差がある中、明石市(兵庫県)の対応ぶりは秀逸だ
◆それは、かけがえのない市民の命に対する北口寛人市長の思いがある。戦争で県下最多の死者を記録し、阪神淡路大震災、記憶に新しい歩道橋事故や海岸砂浜陥没事故でも貴い命を失ってきた明石市。市民を守る強い危機管理意識がそこにある
◆新型インフルエンザを確実に起きる災害と捉え、庁内にプロジェクトを立ち上げ、行動計画をまとめ上げるなど、市民への周知を含め対応は先進的だ
◆北口市長は様々な災害に備える中で、パンデミックに対して、被害を最小限にくい止める「減災」という取り組みを進めていく必要性を強く訴えている
◆パンデミック対策は明石市だけが実施してもその成果は実らない。全国にその広がりを期待するばかりだ。最愛の家族や自らの命を守るために。
明石市のパンデミック対策
2008年10月10日 (金)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
企画
寄稿