◆コロナ禍にあって特例的に認められたオンライン診療、オンライン服薬指導が特例ではなく、原則的な診療行為として認められようとしている。ビデオ動画を見ながらの診療、服薬指導になるのだろう
◆ビデオ動画で思い出すのは2003年から04年1月にかけて行われた「深夜・早朝における医薬品の供給確保のあり方等に関する有識者会議」での議論だ。バブル崩壊期ではあったが「24時間、働けますか」がテレビCMで流れ、深夜まで働くのが当たり前の世の中だった
◆議論の中には、「仕事中、熱が出てつらいので一般薬を買いたいが、薬剤師がいなくて一般薬が買えない」など労働問題を一般薬販売体制不備の問題とすり替えた議論が横行した。病気でも深夜まで働かせる。今ならばブラック企業として世間から叩かれるだろう
◆今後どのような形でオンライン診療・服薬指導が認められるのか。“対面”の原則だけを言っていても始まらない。患者や国民の要望に専門職としてどのように応えていくのかを考えてほしい。
“非対面”の原則に
2020年11月13日 (金)
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