ユニチャームは「ソフィ」ブランドから、サービス業など立ち歩き仕事の女性を対象に、体につけるタイプの新しい生理用ナプキン「シンクロフィット」を新発売した。また同社は環境活動の取り組みとして、環境対応型商品にエコラベル「エコチャーミング」を表示することとし、今回発売されたシンクロフィットと、ベビー用紙おむつ「ムーニーマンスリムパンツ」の2商品が対象になった。
日本でも女性の就業率は増加傾向にあり、その中でもサービス業や教師、看護師など、立ったり座ったり歩いたりする“立ち歩き仕事”の人が48%を占めている。立ち歩き仕事の女性は、生理中でも動き回ることが多い上、長時間トイレに行けないことが多い。
このため「ナプキンと身体に隙間があると、経血もれが気になる」「生理中でも経血もれを気にせず、普段通りに働きたい」などと考えていることが、同社の調べで分かっている。今回こうした要望に応えるため、体の動きにフィットする新しいタイプの生理用ナプキンを開発、新発売した。
新製品「ソフィシンクロフィット」は、軟らかい素材で立体構造を形成しており、女性のデリケートゾーンに密着しやすい形状になっている。立つ・座る・かがむ・歩く等の動きにも同調するので、動作もれが起こりにくく、生理中でも安心して仕事ができる。
シンクロフィットは、水解性の素材を用いていることも特徴。使用後はそのまま水洗トイレに流せるので交換は簡単で、手が汚れることもない。また、外側の個包装も水洗トイレに流すことができる。価格は、12個入りでオープン。
【「エコチャーミング」2製品で表示を開始】
また同社は、シンクロフィットとムーニーマンスリムパンツに、エコチャーミングの表示を開始した。
エコチャーミングという言葉には、地球環境に配慮した商品や活動を通じて、魅力のある新しい価値を提案していこうという思いが込められている。
従来品に比べ環境負荷を低減しながら、製品価値の向上を図ることができた商品に限定して、パッケージにエコチャーミングを表示し、商品を購入する際の選択基準の一つとして活用してもらうことが狙いだ。
シンクロフィットの場合は、「新しい月経処理習慣の提案、経血もれに対する快適性の向上」により製品価値が高まり、「原材料の使用量が約20%削減できた」「廃棄時の焼却で発生するCO2排出量が約30%削減できた」ことが、環境負荷の低減に役立ったとした。
また、ムーニーマンスリムパンツについては、製品価値の向上が「スリムになって、はき心地が改善、携帯にも便利になった」こと、環境負荷の低減が「原材料の使用量を削減できた」としている。