日本薬剤師会の山本信夫会長は9日の定例会見で、小林化工が製造販売する経口抗真菌薬「イトラコナゾール錠」に睡眠導入剤のリルマザホン塩酸塩水和物が混入していた問題に言及。「何を考えて医薬品を作っているのか、怒りを覚える」と批判した上で、「なぜ問題が起きたのかしっかりと究明してほしい」と製造販売企業や国に対して強く要求した。
日薬は、同社のイトラコナゾール錠50mg製剤の一部ロットで重篤な健康被害が発生し、「臨床使用する上で非常に危険な状態」と判断。7日には、同社の依頼を受け、会員向けFAXで同剤の使用中止と回収を要請する連絡を行った。
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