◆1年以上に及ぶコロナ禍の影響は、薬剤師の雇用環境にも少なからず影響を及ぼしているのかもしれない。首都圏などの都市部を中心にドラッグストアや調剤薬局チェーンでの中途採用のハードルが高くなっているようだ
◆薬剤師の人材紹介事業関係者の話では、かつて「薬剤師免許があれば誰でも」という売り手市場だった。ここ最近は、中途採用については年収や年齢などの条件面で、買い手側が主導権を握っているという。特に東京都などの都市部では、この傾向が顕著に現れているとも
◆昨年来、コロナ禍の受診抑制に伴い、処方箋受付枚数が減少するなど薬局の経営環境は悪化してきた。オンライン診療・服薬指導などの環境も整備されつつあるが、実際に運用されている例はまだ少なく、先行きは不透明だ
◆一方、8月からスタートする薬局認定制度では「薬剤師の半数以上がその薬局で1年以上常勤」という要件が示された。「薬剤師」の資格があれば、いつでも、どこの薬局でも働けるというのは過去の話となりそうである。
薬剤師採用、買い手市場に
2021年02月03日 (水)
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