
大阪府薬剤師会の乾英夫会長は8日の定例会見で、新型コロナウイルス感染症ワクチンの医療従事者、高齢者の優先接種開始に向け、各市町村単位でチームによる体制整備が進められている中、薬剤師の役割に言及。「基本的にはワクチンの薬液充填になると思うが、それ以外にも予診や接種後のアナフィラキシー症候群の状態観察の担当もできるのではないか」と指摘。「声がかかるまで待つのではなく、積極的に相談、対応していくことで薬剤師が関与していける」と意欲を示した。
乾氏は、医療従事者等を対象とした新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関し、府の調査で府下全薬局の8割が回答し、そのうち76%に当たる薬剤師や従業員が接種を行う見通しであることを明らかにした。自身も接種することを明かした上で、「慎重に様子をうかがうという人もいる」と分析した。
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