在宅医療推進の時代においてチーム医療の進行役として期待される薬剤師のあり方を知る!
2006年に制度化された『在宅療養支援診療所(在支診)』に所属する9人の薬剤師が、なぜ職場として在支診を選び、どのように業務をデザインしてどのような役割を担っているのか、その実際の取り組みと、今後、何を目指していくのかなどについて紹介しています。
また、実際に薬剤師を雇用する在支診の院長は医師として、経営者として薬剤師の何を評価・期待しているのかも紹介しています。
「患者さんと地域の状況と情報の統合」に取り組む在支診薬剤師を知ることで、多職種との協働や対人業務などが重要となる「地域に根差した医療」を進めていくヒントになる一冊です。
目次
第1部 在宅医・経営者が求める薬剤師とは?
1.地域医療を担う柱の一つとして
医療法人社団プラタナス 桜新町アーバンクリニック 院長 遠矢純一郎
2.医師の業務を薬剤師に委譲する
医療法人社団創福会 ふくろうクリニック等々力 理事長・院長 山口潔
3.薬剤師の君へ
医療法人双樹会 よしき往診クリニック 院長 守上佳樹
第2部 在支診薬剤師業務の最前線~そして未来に向け
1.医療法人社団プラタナス 桜新町アーバンクリニック
大須賀 悠子
2.医療法人社団鉄祐会 祐ホームクリニック吾妻橋
岡崎 理絵
3.医療法人社団淳友会 わたクリニック
佐久間 詠理
4.医療法人社団澄乃会 向日葵クリニック
高柳 論也
5.医療法人社団創福会 ふくろうクリニック等々力
中谷 美夏
6.医療法人社団オレンジ オレンジホームケアクリニック
有田 諭
7.医療法人一歩会 緩和ケア診療所・いっぽ
天川 雅彦
8.医療法人双樹会 よしき往診クリニック
平賀 愛
9.のぞみの花クリニック
餅原 弘樹
第3部 座談会(編集後記に代えて)
在支診薬剤師という働き方-“地域”を結び、在宅患者を支える挑戦
天川雅彦・大須賀悠子・佐久間詠理・餅原弘樹
在支診薬剤師のさらなる活躍に期待~あとがきに代えて
串田一樹(昭和薬科大学地域連携薬局イノベーション講座)
【編集】在宅療養支援診療所薬剤師連絡会(’21.2)
【判型・頁】A5判・142頁
【定価】2,200円(消費税込み)
ISBN:978-4-8408-1554-3 C3047
※ 送料:国内1カ所送付につき、重量5kg以下 660円、重量5kg超 990円