厚生科学審議会臨床研究部会が3日に開かれ、臨床研究法の見直しに関する議論で、現在の臨床研究審査委員会(CRB)の質を問題視する声が相次いだ。厚生労働省からはCRBの認定に当たっては開催件数ではなく、機能等で評価すべきとの案が示されたが、要件を満たさない研究内容が承認されている状況などを踏まえ、認定要件を見直すための検討材料としてCRBの実態に関するデータが必要との意見が出た。
この日の部会で厚労省は、CRBの認定要件の見直し案を提示。現行法では、体制整備等の要件を満たすことで3年間のCRBの認定を受けられ、更新には年11回以上の開催実績が求められる。
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