自民党の「創薬力の強化育成に関するプロジェクトチーム」が4日に初会合を開き、政府が今夏に策定予定の医薬品産業の方向性等を示したビジョンに関する意見交換を行った。国内製薬企業が将来への見通しを立てやすくする環境の整備、パンデミックなど有事に対応できる内容などを求める声が上がった。5月をメドに提言を取りまとめたい考え。
党内では、来年度から実質的に始まる毎年薬価改定に関する議論の中で、国内製薬企業の創薬の先行きを懸念する声が相次いでいた。さらに、新型コロナウイルスの感染拡大でワクチン開発が海外製薬企業よりも遅れている現状も踏まえ、創薬力強化に必要な施策を議論する場として、プロジェクトチームを立ち上げた。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。