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【書籍】医薬品業界の特許事情 第2版

2008年11月17日 (月)

 特許が製品の成否に与える影響がきわめて大きいといわれる医薬分野では特許の知識はますます重要になってきている。本書前半は医薬関係の話を織り込みながらの特許制度の基礎的な解説、後半は具体的記載例を織り込みながらの医薬に絞った特許の解説という構成。法律知識や医薬の知識がなくても特許制度の基礎から医薬に関する特許の基礎や特許戦略の考え方までよくわかる。コンパクトながら盛りだくさんの内容は入門書でありながら、専門書にもひけをとらないもの。特許の解説本は難解用語が多くてよくわからない、医薬に関する特許をちょっと知りたいと思ったが高くて難しそうな本ばかり、そんな方にぴったりの1冊。

 今回の改訂では、初版で紹介した内容のさらなる充実、現在の政府や特許庁でなされている様々な施策の紹介を行うと共に、医薬品業界の特許事情をより広く、より深く理解して頂けるように、医薬品企業の行うべき特許調査の種類、ますます激しくなる米国でのジェネリック医薬品訴訟の仕組み、偽薬と知的財産の関係などの記載を追加した。医薬品企業に勤務する研究者に知っておいてほしいことはすべて盛り込んだ。

 第2版で新たに追加した項目。

 特許庁の特許審査の現状/特許審査ハイウェイ/トライウェイ/コミュニティパテントレビュー/拡大された先願の地位/記載要件/パテント・トロール/譲渡対価の額の算定 /米国特許の新規性/ベストモード要件/情報開示義務/ディスカバリー制度/デポジション/陪審裁判/欧州特許における新規性/中間体特許/塩・水和物特許/リサーチツール特許の使用の円滑化/医薬品類似名称検索システム/特許調査(特許性・抵触性)/特許調査の専門性/他社開発品の構造推定/欧米の特許存続期間延長制度/プロセスバリデーション/ドラッグマスターファイル/ANDA申請/ANDA訴訟/医薬品分野のビジネス形態と職務発明譲渡対価/偽薬とその対策/真正品と個人輸入/ジェネリック医薬品と個人輸入

著者:杉田健一(弁理士)
A5判 187頁 定価2,200円(消費税込み)
ISBN978-4-8408-1056-2 C3047


※ 送料:国内1カ所送付につき、重量5kg以下 660円、重量5kg超 990円


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