シンポジウムの概要
オーガナイザー
加藤大(昭和大薬)
入村達郎(順天堂大)
熊本卓哉(広島大院医系科学)
新型コロナウイルス感染症(COVID‒19)に対峙するに当たって、医薬品の開発と適正な使用に関わる薬学関係者は過去1年間大きな貢献をしてきた。今後は特に、ワクチンや治療薬などの医薬品に関わる国境を超えての正確な情報の共有と迅速な供給体制の確立がさらに重要になり、薬学関係者は重責を担っている。状況の一般社会への発信も必須である。
本シンポジウムでは、異なる立場からこの難局に立ち向かってきた薬学関係者のリーダーにお話をうかがい、このような中での国際協力のあり方についてもご意見をいただく予定である。
具体的には、薬学の国際組織である国際薬学連合(FIP)、医薬品医療機器の承認審査に関わる規制当局、医療従事者である薬剤師の組織、治療薬を供給している企業の方にお話をいただく予定である。
国際薬学連合は、新型コロナウイルス対策のガイダンスとして、正確な情報を迅速に人々に提供する活動を続けているが(https://www.fip.org/coronavirus)、広くは知られていない。
本シンポジウムをきっかけに、迅速で有効なCOVID‒19対策が国際協力のもとに進むことを期待する。
(加藤大)