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安全な非接触型配送サービスの確立を

2021年03月22日 (月)

◆薬局でオンライン服薬指導の導入が進む中、指導を受けた後に処方薬を受け取る方法のニーズが多様化している。新型コロナウイルス感染防止の観点から、いかに人と接触せず、家にいながら医薬品を受け取ることができるか各社が模索している
◆調剤薬局チェーン大手を中心に、ゆうパックによる当日配送、小型ロボットによる自動配送、冷蔵庫付き宅配ロッカーを用いた受け渡しなど、様々な実証試験が展開されている。近い将来、診療から処方箋医薬品が手元に届くまでのプロセスが家にいながら1日で完結できるかもしれない
◆一方で、医薬品が確実に患者本人に届くかについては課題が残る。薬局には、医薬品を受け取った人物が本当に服薬指導を受けた本人なのかを確認する責任が生じるだろう。家族が代わりに受け取るケースも想定される
◆安全性が担保された非接触型の配送サービスを確立していくためには、配送業者との事業連携だけでなく、IT技術を保有する企業など、様々な異業種連携を検討する必要がありそうだ。



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