◆新型コロナウイルス感染症ワクチンの供給に、急ブレーキがかかっている。自衛隊の大規模接種センターが設置され、高齢者接種が加速したのに続き、6月下旬からは職域接種もスタート。海外に比べ周回遅れと批判の強かったわが国のワクチン接種もようやく軌道に乗ってきた感があった
◆つい先日まではワクチンの「打ち手」が足りないとされ、医師、看護師のみならず、薬剤師のワクチン接種も大きな話題となった。薬業界では、ちょっとした騒ぎになったことを思い出す人も多いのではないか
◆それが今度はワクチンが足りないというのである。特に現役世代に対して、職域接種や各地域の集団接種が進もうとしていた「まさにこれから」という重要な時期に、ワクチン接種の予約停止が相次いでいる状況だ
◆接種が加速し始めた反動が供給不足では、何のための打ち手確保だったかという話になる。今は薬科大学でのワクチン技術実習や薬剤師会の研修などが着実に進んでいる。以前と違い、いざという時の備えができていることは心強い。
ワクチン供給に急ブレーキ
2021年07月09日 (金)
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