厚生労働省は27日、英アストラゼネカの「コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン」(販売名:バキスゼブリア筋注)について、添付文書の使用上の注意を改訂するよう同社に指示した。具体的には、接種不適当者の項目に、「毛細血管漏出症候群の既往歴がある人」を追記する。
重要な基本的注意の項目には、接種後に血栓症が見られた人については血小板数を評価すること、血小板減少症を伴う血栓症の診断、治療の際には適切なガイドラインを参照するよう求めた。また、手足の浮腫や低血圧など、毛細血管漏出症候群が疑われる症状が見られた場合は直ちに医師に相談するよう予め説明することとした。
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