東京薬科大学で第1号となる大学発ベンチャー企業「合同会社フォトシンテック・ラボ」が誕生した。同社は、微細藻類の工業的培養生産の技術開発を通じ、炭素循環型社会を目指していく。東薬大は同社を通じ、SDGsの達成に向けた産学連携のさらなる強化を図る。なお、同社は東薬大内に拠点を置き、東薬大イノベーション推進センターの支援のもとに、生命科学部環境応用植物学研究室との共同研究を行っている。
同社が開発したのは、固相表面連続培養(SSCC)技術と呼ばれる。この技術のポイントは、布などの担持体表面で微細藻類を増殖させるもの。シート上に微細藻類が広がることから、イメージは人工的な葉で、そこで微細藻類がCO2を吸着固定させる。従来の生産効率に比べ100倍くらい高い装置になる。
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