小林製薬は、香りを嗅ぐことで認知機能をスクリーニングするキット「ニンテスト」(雑貨品)を開発し、21日から人間ドッグ施設や健診センターなどへの販売を開始した。販売は6月に業務提携した栄研化学を通じて行う。
同製品は、評価カップにスプレーした6種類の香料液の香りを被験者に嗅いでもらい、回答から算出したスコアにより認知機能の状態を判定。認知機能は、良好、低下傾向、懸念ありの3段階で評価する。
認知機能の低下は、兆候を早期発見して対策を行うことがカギとされる。同社は「消臭元」や「サワデー」をはじめ、多くの芳香・消臭剤を製造販売しており、同製品の香料液には同社の香り研究を活用している。販売目標額は非公表。