厚生科学審議会と薬事・食品衛生審議会の合同会議は15日、ワクチン接種後に心筋炎関連事象がモデルナ製ワクチンに多く報告されているのを踏まえ、「10、20代男性については十分な情報提供の上、ファイザー製ワクチン接種も選択することができる」との考え方を示した。1回目接種がモデルナ製だった被接種者についても2回目接種を受ける際にファイザー製を選択できる。厚生労働省は10、20代男性にファイザー製ワクチン接種を推奨するとの案を提示したが、「推奨」という強いメッセージではなく「選択可能」との表現に修正した。
厚労省は部会の意見を踏まえ、都道府県向けに事務連絡を発出した。製造販売業者から心筋炎関連事象疑いとして報告された事例は3日現在、ファイザー製ワクチンが160例、モデルナ製ワクチンが93例の報告がある。特に10、20代男性の報告頻度が多かった。
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