厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会は10月28日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種(追加接種)の対象者として、2回目接種を完了した人全員とする方向で概ね一致した。接種を担う自治体の混乱を避けることなどを目的としたもの。厚生労働省は、次回会合で追加接種の制度設計案を示した上で、取りまとめたい考え。
9月の分科会では、有効性の減弱、科学的知見、海外の対応などを踏まえ、追加接種の実施を決定。2回目接種の完了から概ね8カ月以上経過していること、mRNAワクチン接種後に重篤な副反応が見られた場合などを除き、使用するワクチンは原則的に1、2回目接種に用いたものと同一にすることとしている。
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