日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術大会が7日までウェブ上で開かれ、タスクシフティングをテーマにしたシンポジウムでは各病院の薬剤師が様々な実践例を報告した。医師の処方入力代行に取り組んだところ薬剤師の質向上にもつながったことや、医師との協働強化に先立ち非薬剤師との連携体制を確立したことなどが示された。
タクスシフティングでシンポ
奥村知香氏(浜松市リハビリテーション病院薬剤室)は、薬剤師による処方入力代行プロトコールを昨年7月に策定したと報告した。
プロトコールでは、医師の処方入力を薬剤師が代行できる対象として、▽持参薬継続の点眼薬、吸入薬、鎮痛消炎外用剤、痔核用軟膏、坐薬▽頻回使用されている必要時指示薬の頓用処方化▽便秘コントロールのための下剤▽既処方薬の次回処方までの不足日数分▽週1回、月1回製剤の処方日数適正化▽注射処方のフラッシュ用注射用生理食塩水――の6項目を策定。
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