2014年から20年にかけて医療用医薬品の世界売上高上位100品目に新規ランクインした品目で、日本オリジンは9品目とアメリカに次いで単独2位だったことが、日本製薬工業協会医薬産業政策研究所の調査で明らかになった。日本の創薬力が裏付けられた格好だが、世界市場でバイオ医薬品の売上高シェアが伸長する中、日本オリジン製品は化学合成医薬品が主体であるという課題も浮かび上がった。
化学合成医薬品に偏重
9日にIQVIAが開いたセミナーで、政策研の澁口朋之主任研究員が発表した。昨年の世界売上高上位の医薬品創出企業の国籍を見ると、日本オリジン製品は9品目と米国の49品目、スイスの10品目に次いで英国と並ぶ世界3位の創出国であることが分かった。
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