◆このところ国内では落ち着きを見せる新型コロナウイルス感染者数。春先からのワクチン接種が功を奏したのか、第6波の前の静けさなのか。冬場の感染拡大も懸念される中、まずは状況の推移を見守るしかない
◆次の対策として期待されているのが経口治療薬だ。国内外で開発が進む中、既に政府は、米メルクが開発中の「モルヌピラビル」を160万人分購入すると発表。年内の特例承認に向けた動きも進んでいる
◆気になるのは当面の治療薬の確保数量と今後の感染者の動向だ。一気に患者数が増加する可能性もある。治療薬を求めて医療機関に患者が殺到するという事態にまではならないだろうが、薬局などを通じた医薬品提供体制にも万全を期す必要がある
◆現在、厚生労働省はコロナ治療薬を調剤、提供する対応薬局のリスト化を進めている。夜間、休日、時間外対応などのほか、来局しない患者宅へ直接届ける体制も求められている。コロナ禍以降、イレギュラーな対応を迫られる場面は多いだろうが薬局薬剤師の奮闘に期待したい。
コロナ経口治療薬、提供体制整備を
2021年11月19日 (金)
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