京都大学は、小野薬品の寄付金230億円を原資に若手研究者を育成する研究基金を設立した。オプジーボの収入配分をめぐる係争で、同社と本庶佑氏(京都大学特別教授)が11月に和解した内容に同基金設置が盛り込まれていた。13日に京都市内で開いた会見で京都大学の湊長博総長は「こういう形が産学連携の一つの成功例として認知されればありがたい」と話した。
基金の名称は「小野薬品・本庶記念研究基金」。生命科学を主とした自然科学分野の若手研究者の育成、支援などを目的として設立した。具体的なプログラムは今後、学内で協議する。基金の運用に小野薬品は関与せず、京都大学が全責任を持つ。
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