日本保険薬局協会(NPhA)は、薬局における抗原検査キット販売に関する調査結果を公表した。それによると、医療用抗原検査キットを販売している薬局は7割以下で、1薬局当たりの販売実績が1回分未満となった企業が約半数を占めた。
調査は会員企業を対象に、11月24日から今月3日にウェブアンケートで実施され、119社1万2348薬局から回答を得た。
主な調査結果を見ると、販売薬局がある企業は90社(75.6%)で、医療用抗原検査キットを販売している薬局数は8346軒(67.6%)だった。販売薬局が広がらない理由としては、「需要がない、分からない」が52.9%で最も多く、次いで「在庫の管理が難しい(デッドストックの問題)」(31.1%)、「1回分等の小包装の製品がない」(26.9%)が続いた。販売価格は「1500~2000円」の設定が多かった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。