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【2022年年頭所感】認定薬局拡大に向け力尽くす‐NPhA会長

2022年01月07日 (金)

日本保険薬局協会会長 首藤正一

首藤正一氏

 2022年の新春を迎えるに当たり、日本保険薬局協会を代表して新年のごあいさつを申し上げます。昨年を振り返りますと、新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るう中、東京オリンピック・パラリンピックも1年遅れで開催されました。無観客での大会でしたが、日本人選手のメダルラッシュには心を踊らされました。メジャーリーグでは大谷翔平選手が大活躍し、プロゴルフでは松山英樹選手がマスターズチャンピオンとなるなど、アスリートに元気をもらった1年となりました。

 一昨年、中止となりました日本薬局学会学術総会も、今回こそはリアルでの開催を計画しておりましたが、それは叶いませんでした。しかし、完全オンラインという形態での開催は実現し、厚生労働省をはじめとした各界の皆様のご協力のおかげで、6900人もの方に参加いただき、新しい取り組みを無事成功させることができました。

 通常は薬局の現場で働いている方々も、画面を通して広く知識や技術を分かち合うことができたのではないでしょうか。この場をお借りして、皆様にお礼申し上げます。

 さて、当業界におきましては、改正医薬品医療機器等法の施行により、薬局を機能別に分類する「地域連携薬局」と「専門医療機関連携薬局」の認定が始まりました。日本保険薬局協会の会員薬局は、これらの要件に積極的に取り組むことで多くの認定を受けております。地域包括ケアシステムの一員として、その存在感を増すためにも一層の取得拡大と連携強化に努めていきます。

 利用者目線では、調剤後の服薬フォローやオンライン服薬指導などを充実させることで、薬局が便利で信頼のおける医療提供施設としての地位を確立させなければなりませんし、コロナ禍においては、パンデミックにおける薬局、そして薬剤師の役割も見直されてきました。

 また、昨年から続いています後発品の供給不足に対しましては、他団体との連携を図りながら情報の収集と提供に努め、少しでも国民の不安を解消できるように取り組んでいきます。

 人々の医療への期待は不変であり、コロナ禍でその重要性やニーズが改めて注目を集めています。医薬品業界が果たしてきた社会的・経済的な意義も改めて再認識し、人々が安心して暮らすことのできる持続可能な社会の実現に向けて一丸となって努力を続けていきます。



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