サンスターグループ執行役員 吉岡貴司
サンスターでは「100年mouth100年health」を掲げ、この人生100年時代に「お口」「からだ」「生活空間」に至るまで包括的な視点で健康を考え、人々の健康で快適な生活づくりに貢献することを、さらに強化して事業を推進していきます。
昨年、大阪府高槻市に、地域の人々との交流による共創を目指す新社屋として、サンスターコミュニケーションパークを開設しました。また、山梨県では日本・アジアの需要が拡大している洗口液に対応する、最大生産量3倍のオーラルケアの新工場を稼働いたしました。両施設とも環境負荷低減への配慮に加え、地域の方々との交流や、お口から全身の健康を考える健康啓発の場として、地域に貢献してまいります。
手洗いやうがい、手指の消毒など衛生管理への関心が高まる中、「GUM」ブランドでは口腔内を長時間殺菌し、口臭を防ぎ、お口を清潔に保つ洗口液「ガム・マウスバリア」を発売しました。外出前後の口腔ケアで、日ごろから口内環境を清潔に保つ新衛生習慣を提案していきます。また、「Do」ブランドでは、サンスター史上初めて毛からハンドルまで抗菌加工のハブラシ「ドゥー・ガードシーユーツープラスハブラシ」を発売。「オーラツー」ブランドでは、毎日の歯みがき時間をアロマの豊かな香りで気持ちを前向きにする「オーラツーミーアロマフレーバーコレクションペースト」を発売し、いずれも好評いただいております。
毎日の習慣として行う歯みがきなどのオーラルケアは、お口の健康を守り、そして全身の健康を守ることにもつながっています。口腔内の環境をコントロールし、予防することが大切であり、「オーラルケア」から「オーラルヘルス」へ、カテゴリー価値の向上とマーケット拡大を目指してまいります。
サステナビリティ活動の推進では、グループグローバル2030年環境中長期目標を策定し、サンスターだからこそできる持続可能な社会づくりへの価値創造を進めています。また、国内グループ各社の自社事業所使用電力の7割を再生可能電力に切り替え、事業所からの年間CO2排出量の6割削減を実現しています。さらに、国内グループ各社でテレワーク勤務制度、コアタイムなしのフルフレックス勤務制度を正式に施行いたしました。柔軟な働き方を推進し、ビジョンや目標達成に向けた自主性の尊重、成果重視の主体的な業務遂行を目指すことで、社員の幸福度向上、生産性向上を図っていきます。
繰り返しになりますが、サンスターはお口の健康を起点として全身の健康を考え、「お口」「からだ」「生活空間」まで含めた包括的な視点で「健康寿命の延伸」に貢献したいと考えており、本年も皆様の健康的な生活と美、快適な生活環境の実現をサポートする製品・サービス・情報の提供に社員一同、精進してまいります。