中央社会保険医療協議会費用対効果評価専門組織は、1月28日の総会にノバルティスファーマの脊髄性筋萎縮症(SMA)治療剤「ゾルゲンスマ点滴静注」の費用対効果評価について、追加のデータを収集するために、分析を一旦中断すると報告した。2026年5月まで必要なデータ収集を行い、年1回費用対効果評価専門組織で進捗状況について報告し、その間に必要なデータが集まった場合には、早期に分析を再開する方針。
ゾルゲンスマは20年5月に国内最高額となる1億6707万7222円の薬価で収載され、費用対効果評価の対象品目となっている。ただ、昨年10月の費用対効果評価専門組織において、製造販売業者から提出された分析データ等および公的分析結果については、一定の科学的妥当性はあるものの、薬事承認時等のデータでは、費用対効果評価における長期有効性に関するデータが不足していることから、必要なデータ収集を行うこととし、分析を中断とする決定案が策定された。
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