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英シャイアーが日本市場に参入‐希少疾患領域に焦点

2009年02月26日 (木)

 英国の製薬企業シャイアーは23日、都内に日本代表事務所を設置した。代表者には元ジェンザイム・ジャパン取締役の藤原聰氏が就任。潰瘍性大腸炎(IBD)、高リン血症、ファブリー病など、スペシャリティー領域の製品で日本市場に参入する。

 日本代表に就任した藤原氏は、元ジェンザイム・ジャパン取締役で、製薬業界で20年以上にわたって希少疾患の治療薬を開発してきた経験を持つ。

 シャイアーは、注意欠陥・多動性障害(ADHD)など専門性の高い領域の新薬開発を手がけるスペシャリティーファーマ。これまで提携企業を通じて、多くの治療薬を日本市場に導入してきた。既にアジアには、シンガポール、オーストラリアに事務所を設置している。希少疾患治療の担当事業部門であるシャイアー・ヒューマン・ジェネティック・セラピーズ社長のシルビー・グレゴアー氏は「日本代表事務所の開設で、日本市場においてシャイアーのプレゼンスを高めるための重要な一歩を踏み出すことができた」とコメントしている。

 シャイアーの2007年度売上高は24億3600万ドル(約2300億円)。



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