エーザイの内藤晴夫CEOは16日のインフォメーションミーティングで、早期アルツハイマー病(AD)の抗体医薬として開発中のレカネマブについて、2022年度中の日米欧同時承認申請、23年中の同時承認取得を目指す方針を強調した。早期AD治療薬として大きな期待をかけている「アデュヘルム」(一般名:アデュカヌマブ)が米国では販売できず、日欧では承認に至っていない中で、内藤氏は「アリセプトからアデュヘルムに至る経験と知の全てを、これからレカネマブに注ぎ込んでいく」と述べた。
内藤氏は、「アデュヘルムが今日の事態に至ることは想像していなかった」と明かした。この状況の中で、同剤を共同開発するエーザイと米バイオジェンは15日、AD薬開発・販売などの提携契約変更を発表した。
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