
ブライスティング氏
ギリアド・サイエンシズのケネット・ブライスティング社長は8日、日本法人設立10周年記念会見を行い、癌領域に参入すると表明した。今後の10年に向け、HIVなどウイルス性疾患領域、炎症性疾患領域、癌領域を柱に新薬開発を行い、事業成長を図る。
癌領域では、まず転移性トリプルネガティブ乳癌治療薬として欧米承認済みで、国内第I相試験中の抗体薬物複合体サシツズマブゴビテカン(欧米商品名「トロデルヴィ」)を投入する方針。同剤は固形癌の上皮組織に発現するTroP-2蛋白を標的にする。2次治療、3次治療で有効性を確認し、その後1次治療に展開を図る。
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