薬害オンブズパースン会議は、塩野義製薬の新型コロナウイルス感染症経口治療剤「ゾコーバ錠125mg」について、緊急承認制度を適用して承認することに反対する意見書を公表した。同制度の適用要件のうち、少なくとも「有効性の推定」「緊急性」を満たさないものとして、今後の制度のあり方を危うくしかねないと主張した。
同剤の有効性の推定について、第II/III相試験の一部結果では、感染性を持つコロナウイルスの力価は同剤の投与によって速やかに消失し、3回投与後においてプラセボ群と比較して約90%減少するなど、統計学的に有意な減少が確認されたとしている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。