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【厚労省】有害事象、因果関係なし‐遺伝子治療の臨床研究

2022年06月29日 (水)

 厚生労働省は24日、運動障害等を引き起こす「AADC(ヒト芳香族アミノ酸脱炭酸酵素)欠損症」に対する自治医科大学病院の遺伝子治療を用いた臨床研究で、低血糖等の重大事態が発生したことを厚生科学審議会再生医療等評価部会に報告した。1月に小児の男子患者で確認されたものの、現在は体調回復しており、同院の倫理審査委員会は研究との因果関係はないと結論づけた。

 同院では、適切な神経活動の情報が伝わらないために運動障害や神経障害等を引き起こすAADC欠損症に対する遺伝子治療を用いた臨床研究を、2015年から25年3月末までの予定で実施している。


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