◆コロナ禍で特例措置として行われた0410対応で、医師の診察は電話やオンラインで行われたものの、薬局薬剤師とは対面で服薬指導を受ける患者が散見された。半年後の2020年9~10月にある地方都市の保険薬局を対象に行った調査で、そうした傾向が見られたという
◆調査では0410対応に基づく処方箋を受け取った薬局のうち電話等での服薬指導は約25%、4分の1の薬局にとどまった。医師の診療はオンラインでも完結するが処方箋が発行された場合には、医薬品の受け取りを伴うため、患者やその代理人が薬局店頭まで赴くケースが多かったのだろうか
◆患者宅への医薬品配送代等を補助する薬剤交付支援事業も実施されていたが、調査時期には活用されていなかったのか、患者が薬局での薬剤受け取りを選択したのかは不明ではある
◆オンライン服薬指導等の薬局のDX化が言われているが、医薬品の受け渡しという最も効率化しにくい問題に対し、各薬局がどう取り組んでいくか、オンライン化に向けた課題の一つであろう。
医薬品の受け渡しが課題
2022年08月17日 (水)
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