アンジェスは7日、新型コロナウイルス(武漢型)に対するDNAワクチンなど2件の開発中止を発表した。コロナワクチンについては、筋肉内接種、皮内接種とも主要評価項目である12週後の中和活性、抗体価が期待する水準には至らなかったため、高用量タイプを含めて開発中止を決定した。初期ワクチンは第II/III相試験、高用量は第I/II相試験段階だった。
同社は今後、オミクロン株にも対応する改良型DNAワクチンとその経鼻投与製剤の研究を開始することを明らかにした。経鼻投与製剤については、米スタンフォード大学と共同研究契約を締結。約3年間、300万ドルかけて進める計画という。この間に臨床試験の開始を目指す。
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