厚生労働省は16日、2021年度の調剤医療費(電算処理分)が前年度比2.8%増の7兆7059億円だったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響が小さい19年度と比べると伸びの増減はなく、薬局に行く頻度の減少により薬剤料は0.4%、処方箋枚数は4.8%の減少となった。昨年度末の後発品数量シェアは82.1%で前年度同様となった。
調剤医療費の内訳は、技術料が前年度比7.1%増の2兆0103億円、薬剤料が1.3%増の5兆6800億円となった。調剤基本料は12.0%増の6202億円、調剤料が4.4%増の8456億円、加算料が4.9%増の1478億円だった。薬学管理料も6.3%増の3967億円で、薬学管理料は3年ぶりに増加に転じた。
* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。