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【第55回日薬学術大会】話題の調剤支援システム 薬局・薬剤師のDX推進を支援‐EMシステムズ「MAPs for PHARMACY DX」

2022年10月03日 (月)

第55回日本薬剤師会学術大会

 EMシステムズは、薬局向けクラウド型業務支援システム「MAPs for PHARMACY DX」の年内リリースに向け開発を進めている。2019年にリリースした「MAPs for PHARMACY」の製品コンセプトをリニューアルし、これからの薬局・薬剤師業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を支援する

 薬局業界では、対物業務から対人業務への対応やコロナ禍の影響による薬局業務形態の進化、診療報酬改定への対応など大きな環境変化があり、その対応に迫られている。

 「MAPs for PHARMACY DX」は、レセコンや電子薬歴の枠を超え薬局DXを通じて、「モノから人へ」に対応した薬局をサポートし、薬剤師や患者の顧客体験であるユーザーエクスペリエンス(UX)を高め、#TX(Thanks Transformation)を実現する「オールインワン・ファーマシープラットフォーム」

 DX推進に役立つシステムとして、大きく三つの方向性を意識している。各種機能を、▽ユーザーとのつながりを深める「SoE」▽業務の正確性や継続性を支える「SoR」▽分析や洞察により成長や進化を生み出す「SoI」の三つに分け、各領域での機能拡充を目指している。

 新たな機能の一つが働き方改革を支援する「処方箋集中受付」。クラウド型レセコンの利点を生かし処方箋入力作業がどこでも行える。電子処方箋やオンライン服薬指導等への対応など複雑化する薬局業務もワンコントロールでシンプルに管理が可能。また、医薬品発注業務も薬歴情報と人工知能(AI)の活用により業務を大幅軽減し、本部主導の在庫管理を実現する。

 さらに、電子薬歴と患者のスマートフォンを連携することで、先確認からフォローアップまで対応。服薬指導やフォローアップでは、処方内容に応じたサジェスト機能があり、薬剤師のキャリアに依存しない質の担保と業務効率化につながる。

 検査値をもとに最適な投与量や禁忌などを自動的にチェックする機能もあり、リフィル処方箋への対応を後押しする。他にも、医師への報告をサポートするAI報告文書作成(オプション)や企業や店舗内、地域連携、医師等とのコラボレーションに活用できるチャットアプリ、薬局経営と薬剤師評価を支援するデータ分析ツールの拡充を予定している。



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