第55回日本薬剤師会学術大会
PHCは、薬局業務の効率化と患者満足度の向上に貢献できる多彩な電子薬歴システムや患者サービスを揃えている。
クラウド薬歴「DrugstarLead」はタブレットなどのモバイル端末を用いて服薬指導から薬歴承認までの一連の業務を効率的に完結できる、薬剤師の対人業務支援ツールだ。薬の変更点を印刷して、患者とのコミュニケーションを促進し、薬識向上と服薬継続を支援する機能や、患者自身のスマートフォンを使って、非接触で問診アンケート（先確認ヒアリング）が提供できる機能を備えている。加えて、オンプレミスとクラウドがリアルタイムに同期するハイブリッド型の特徴を生かして、いつでも、どこでも、必要なときに場所を選ばず、タブレット・スマホから薬歴簿の参照・入力・承認が可能になっている。
電子薬歴システム「PharnesV-MX」は、シンプルで分かりやすい電子薬歴だ。レセプトコンピューターと薬歴をシームレスに一体化した電子薬歴システムで、患者の薬歴表紙、監査情報、過去薬歴など必要な情報を1画面で確認でき、処方監査、薬歴作成がスムーズに行える。オプションの「リモート薬歴ソフト」を使用すれば時間外、在宅など、薬局の外からでも薬歴の参照や入力もできる。薬局内のノートPCを持ち出して、いつも通りのPharnesのクライアントとして、処方薬に関するチェックや添付文書の確認などのデータベース含め、薬局内と同じように使うことができる。
「DrugstarPrime」は先確認・先指導に取り組むための業務効率化と、患者のQOL向上をテーマとした服薬アドヒアランスの向上に取り組む薬剤師を支援する高機能の電子薬歴システムだ。薬剤師のマネジメントによる薬物治療の最適化と、多職種との効率的な情報共有をサポートする。
ヘルスケア手帳は薬局での待ち時間をなくし、紙のお薬手帳を電子化・進化させることで患者の時間と健康を守るサービスだ。スマホアプリを通じて処方箋受付から服用管理、オンライン服薬指導や配薬・決済、さらには患者へのフォローアップまでを支援することができる。
患者がアプリで撮影した処方箋画像が薬局に届くことにより、事前に薬を準備ができ、そして患者へ準備完了の通知ができるため、薬局の業務効率向上だけでなく、患者の待ち時間有効活用での満足度向上や、新規の薬局利用者の獲得が見込める。また、服用薬を管理する電子版お薬手帳の機能は、電子薬歴システム「PharnesV-MX」「DrugstarPrime」とのシームレスな連携が可能となっている。
