エスエス製薬は、成田工場で新製剤棟の竣工式を開催した。新製剤棟の増設は、総工費24億円を投じて解熱鎮痛剤「EVE」をはじめ同社の主力製品の製造ラインを増強するもの。政府、千葉県、成田市、日本貿易振興機構(ジェトロ)の支援を受けて実現した。今後、試運転を行い、2023年から本格生産を予定している。
新製剤棟は、空調設備に非稼働モードを導入して省エネルギーを実現するなど、サステナビリティの観点に配慮して設計。このほか、エルゴノミクスに基づいた作業負担を軽減するためのバランサー装置(重量物運搬サポート)や、粉が舞い上がらない環境で秤量ができるなど、社員が安全、安心に生産活動ができる環境を整備している。