
日本製薬工業協会の岡田安史会長(エーザイ)は12日、横浜市内で行われたバイオジャパン2022で講演し、製薬産業が今後、国民の医療・健康に貢献していくには「AI、ビッグデータの利活用は不可欠。DXの推進は大前提」との認識を示し、創薬、開発、PMS、情報提供・流通のバリューチェーンの全てでDXを推進する必要性を強調した。そのため産業側には、創出する未来像を提示し、そのために利活用に必要なデータについて、国民への説明と共に「具体的な提案をすべき段階にある」と述べた。
岡田氏は「日本発ヘルスケアイノベーション・エコシステムの形成に向けた課題と展望」をテーマに講演し、「製薬産業は大きく、急激な環境変化の真っ只中にある」と指摘。健康寿命の延伸、基幹産業としての経済成長、経済安全保障に貢献していく姿勢を改めて示し、取り組むべき課題と対策について話した。
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