◆地域フォーミュラリの普及に向け活動する日本フォーミュラリ学会の第1回学術総会が10月30日に開催され、今後の展開に注目している。地域フォーミュラリに対し、医師・薬剤師の職能を縛るとの指摘もあるが、疲弊著しい地域医療には必要だと考える
◆きっかけは、地域フォーミュラリを先駆けて実践した地域医療連携推進法人「日本海ヘルスケアネット」の栗谷義樹代表理事への取材。法人設立は街の復興が狙いかと尋ねた時「理想郷を作るような話じゃない!」と厳しく言われた。過疎で地域は消滅の危機。医療を持続するための切羽詰まった策だと懇々と諭された。法人設立前から、費用を抑えながら治療効果を維持し、安定供給も図って薬物治療を行えるようにするフォーミュラリを描いていた
◆策定のために地域の医師、薬剤師、保険者らが常に話し合える場を作る。実のある関係こそ地域フォーミュラリの本質。そのメッセージは何度も厚生労働省幹部から発信されてきた。いずれ点数化されよう。現場は急がなければならない。
地域フォーミュラリの普及が急務
2022年11月14日 (月)
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