訪問介護事業・居宅介護支援事業、有料老人ホーム等の施設運営など、高齢者介護サービスを手がけるケア21(本社大阪市および東京千代田区、依田平社長)は14日、ヘルスケア事業の一環として、調剤薬局チェーンのプチファーマシスト(大阪市、柳生美江社長)と、調剤薬局事業の合弁会社を設立すると発表した。
ケア21は、2000年の介護保険制度開始と同時に介護サービス事業を開始し、6月末現在で在宅・施設介護事業において、9151人の利用者に介護サービスを提供している。大証ヘラクレスに上場しており、今期(10年10月期)の通期連結業績は、売上高76億円を見込んでいる。
提携先のプチファーマシストは02年の設立で、薬局経営、一般労働者派遣事業を主な事業とし、09年12月期の売上高は15億円。大阪市内を中心とした関西圏等で、「オレンジ薬局」「元気薬局」の店舗名で19店舗を展開する(5月現在)
両社折半出資により設立予定の合弁会社は「ケア21薬局」で、資本金1000万円。大阪市淀川区木川東4の12の25に本社を置き、10月1日から営業開始の予定。新会社について、ケア21では「一人ひとりのかかりつけ薬剤師が主治医やスタッフと連携を図り、服薬面においてもキメ細かな対応ができる保険調剤薬局を提供していく」としている。