日本ジェネリック医薬品販社協会は19日、「ジェネリック医薬品MS認定資格制度」の第1回認定試験を実施した結果、合格者が495人だったと発表した。受験者は620人、合格率は79・8%となった。9月14日に合格者名を発表する。今後、認定MSに対して年1~2回の継続研修を実施し、さらに質の向上を図る方針だ。認定資格の更新は5年後となる。
第1回MS認定資格試験は、7月24日に全国6会場で実施された。試験内容は、添付文書の理解度を試し、MRとの連携を図る最低限度の知識を問うもので、販社協の会員企業51社、非会員企業21社から620人が受験し、495人が合格した。
販社協は、認定MSの義務を、▽各所属企業で従事するMSの情報提供に関するスキル向上を図る▽GE薬の普及において、流通当事者としてより責任を果たすことができる体制とする▽調剤薬局・医療機関がGE薬の情報を得やすい環境を目指す‐‐と位置づけ、ユーザーのニーズに合ったGE薬を紹介すると共に、医療経営のコンサルタント業務などに役割を果たしていくとした。
今後、第1回認定試験の合格者については、年1~2回の継続研修を実施し、さらに認定MSの質の向上を図る方針。5年後の更新条件をめぐっては、9月の合格発表後、早急に詰める予定にしている。