厚生労働省は社会保障費の給付と負担に関する新たな将来推計を発表した。それによると、給付費は2012年度の109・5兆円が25年度に148・9兆円へ増加。対GDP比はこの間に22・8%から24・4%へ上昇するという。
このうち医療は足下の35・1兆円が、15年度に39・5兆円、20年度に46・9兆円、25年度に54・0兆円へ拡大する見通し。ただし、社会保障・税一体改革を行わない場合には15年度で39・1兆円、20年度で46・1兆円、25年度で53・3兆円となる。
一方、医療の負担は、現在の保険料20・1兆円、公費15・0兆円が、25年度には保険料28・5兆円、公費25・5兆円へ増加する。