日本製薬工業協会の手代木功会長(塩野義製薬社長)は20日、大阪市内で開いた製薬協記者懇談会であいさつし、新薬創出・適応外薬解消等促進加算の本格導入と恒久化を政府・与党に引き続き求めていく考えを強調した。来春の薬価改定に向けて今後、薬価制度のあり方が中央社会保険医療協議会などで議論される予定だが、「イノベーションの促進を支援していただく仕組みがないと、継続した投資が行えない」とし、理解を求めた。
手代木氏はこのほか、▽イノベーション政策の強化推進▽ライフサイエンス予算の一本化や増強――も政府・与党に求めたいとし、「そのために関係閣僚の方々との官民対話を復活していただきたい。製薬業界の現状や思い、将来に対するわれわれのビジョンをフランクにお話させていただく機会を今後も要望していきたい」と強調した。
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